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鷹南学園三鷹市立第五中学校で開催の「第12回鷹南祭」を訪問しました

鷹南学園三鷹市立第五中学校で開催の「第12回鷹南祭」を訪問しました

コミュニティスクールを基盤とした小中一貫教育を進めている「鷹南学園三鷹市立第五中学校」で開催されている「第12回鷹南祭」を、今年は家族と一緒に訪問しました。
というのは、同居している孫娘が鷹南学園を構成する三鷹市立東台小学校の「金管バンド」の一員として、中庭のステージで演奏することになっていることから、応援に向かったのです。
高校と併設されている私立や都立の中学校・中等学校の場合は、「学園祭」で、生徒が学習やクラブ活動の成果を発表したり、ゲームや工作の体験コーナーの運営や模擬店などを行うことが一般的です。
けれども、公立中学校では文化祭・学園祭を開催することはほとんどありません。
そこで、この「鷹南祭」は、当初は鷹南学園を構成する第五中学校、中原小学校、東台小学校のPTAやおやじの会の役員経験者、コミュニティ・スクール委員会の委員経験者を発起人とする「鷹南倶楽部」が第五中学校と協力して、中学生の文化祭として開始したものです。
会場に入ってすぐにお目にかかったのは鷹南学園の学園長をつとめていらっしゃる三鷹市立中原小学校の鈴木恭子校長です。
中庭のステージでは、まずは東台小学校の金管バンドが演奏を行い、次に中原小学校合唱団がコーラスを、第五中学校吹奏楽学部が演奏を、それぞれ30分程度ずつ披露しました。
孫娘が参加した東台小学校金管バンドは、6年生が演奏する最後の日ということで、今まで以上に心を一致して、「喜びの歌」「ハピネス」「あの大海原の向こうへ」を演奏しました。
すると「アンコール」の声が大きく上がり、私の世代も小学校で演奏した経験のある「聖者の行進」を元気よく演奏してくれました。
さらに、ステージプログラムには、カラオケ同好会、2年生有志のダンス、音楽などに加えて、おやじ応援団のコーナーもあり、小学生・中学生・保護者・地域のおとなたちが参加しています。
中庭で、第五中学校の鶴﨑靖二校長とお目にかかりました。校長は「今年の実行委員長は1年生の松田ほまれさんで、1年生が「おばけやしき」や「射的」を企画し、2年生はわたあめ・白玉カップ・チョコバナナなどの販売をするなど、頑張っているんですよ」と笑顔です。
このように、数年前から、企画と実行は生徒が中心的に担うようになっています。
その上で、「鷹南倶楽部」はドリンク販売、「東台小おやじの会」はフランクフルトの販売、「中原小おやじの会」はピザの販売、中学校のおやじたちは焼きそばの販売などで、応援しています。
また、新川中原地域包括支援センターの社会福祉士である大塚さんと帯刀さんが「認知症にやさしいまち三鷹」のコーナーで、認知症への啓発を行っていました。
東台小学校の小林陽子校長とは来訪されている時間帯にはお目にかかれませんでしたが、野間啓二郎副校長にはお目にかかれました。野間副校長は、金管バンドの児童たちから「来てくれてありがとう」と声をかけられていました。
こうして、鷹南祭は、学園全体の「多世代交流」のお祭りとなっています。
私は市長在任中には、引き続き毎年激励に伺わせていただいていたことから、鷹南祭の発足に関わった「鷹南倶楽部」の皆さんの当初のご苦労を承知しています。それだけに、「鷹南倶楽部」をはじめ大人の皆さんが、今はもう「見守る側」に徹していることに、「鷹南祭」の取組みは、当初はおとなによる「こどもまんなか」の公立中学校の文化祭の機会の創出でしたが、継続的な実施を経て「こどもの主体的参画」の機会の実現に結びついていることの証左ではないかと思います。
こどもたちは物事を企画し実行する可能性のチカラを持っていること、そのことに保護者を含むおとなたちが敬意をもって支援し、こどもたちがそのチカラを最大限に発揮する機会を保障することの大切さを痛感した鷹南祭でした。

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