【三鷹中央学園三鷹市立第三小学校】の入学式に祖母として参列しました
4月8日(月)、私は三鷹中央学園三鷹市立第三小学校の入学式に、祖母として参列しました。
私は2003年4月から2019年4月まで16年間三鷹市長を務めましたが、小中学校の入学式や卒業式は、学校教育を所管する教育委員会及び学校長に委ねて、敢えて一度も参加しませんでした。
その代わり、心を込めたお祝いのメッセージを書いて、各校ごとのメッセージにそれぞれ心を込めて 署名をしました。
入学式の場合は、【きよはらけいこ】と名前をひらがなで書きました。
5年前に市長を退任して以降、4年前に同居している孫娘が入学した時は、ちょうど新型コロナウイルスが急激に感染の勢いを増していたので、入学式には保護者1人だけが参列できるだけでした。
そして、2年前に孫息子が入学した時も、祖父母の参列はできませんでした。
今年はコロナ禍の制約も解けて、祖父母の参列も可能ということで、長女夫婦の孫息子の入学式に参列したのです。
三鷹中央学園三鷹市立第三小学校は、耐震度に課題があったことから、私が市長在任中に、こどもたちの意見や教職員、コミュニティ・スクール委員会の皆様のご意見を反映して建て替えました。
建替えの説明会には、教育委員会と共に、設置責任のある市長として私も参加して、保護者や地域の皆様に説明しました。
仮設校舎用地を探すことができなかったので、旧校舎を使用して、校庭の南側に新校舎を建てることになりました。
そこで、高層の建物は難しくなりましたが、こどもたちの提案を反映して、太陽光発電と校庭の芝生化など『環境にやさしい校舎づくり』に努めました。
建設中は、【コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育】を行う三鷹中央学園を構成する隣接の第四中学校の協力で、校庭を必要に応じて利用させてもらったり、第七小学校との連携を深めながら、こどもたちの負担を軽減することができました。
また、青少年対策協議会が交通安全対策協議会と連携して、校庭で夏には盆踊り、お正月にはお餅つきなどの行事を継続して実施して、こどもたちを真ん中にした交流を深め、楽しい思い出をたくさん作っています。
奇しくも東日本大震災が発生した2011年6月から建て替え工事が開始され、2013年の2月にこどもたちが使用を開始した時、建替えの責任者として大きな感動を覚えたことを思い出しています。
そして、この日は、これも、奇しくも8年ほど前に私の娘夫婦が第三小学校のエリアに住むこととなり、孫息子が入学式を迎えたのです♪
山下裕司校長は、【式辞】で「う」の筆文字を示して、このように1年生に語りかけました。
「知っていることもいいことですが、知らないこともとってもいいことです。それは考えるきっかけとなるからです。知らないことをいっぱい知ること、それが小学校です。
【う】はうれしいの「う」、ウキウキする
の「う」、歌を歌うの「う」、運動の「う」、うまい給食の「う」、生まれて来た幸せを感じる「う」と紹介されました。
そして、6年生代表の男女2人の児童が【歓迎のことば】として、第三小学校の健康ゾーン、体育館の施設の魅力や【なかよしグループ活動】という異学年交流、運動会、展覧会の魅力を紹介しました。
そして、「三小のみんなは明るく元気なので、楽しく遊んで勉強しましょう、安心して学校に来てください」と呼びかけました。
いわゆる探求学習を活用して【自立した学びの3小スタイル】を掲げる三鷹市立第三小学校の学びが、こどもたちと校長をはじめとする教職員の信頼関係の中で、今日からリスタートします。
帰りがけに、来賓として参列されていた第三小学校地区で青少年対策協議会及び地域こどもクラブの活動のリーダーとして活躍されている師橋さんと、前リーダーの菅谷さんに会うことができました。
菅谷さんは私と同様にお孫さんが入学されたそうで、思わずこれからは【ばあば友】としてよろしく、と記念写真を撮りました。
師橋さんとも、「新入生を含むこどもたちを、今年度もどうぞよろしくお願いします」と祖母を代表してお願いをしつつ、記念写真を撮りました。
初めて参列した三鷹市立小学校の入学式は、司会の副校長が、「1年生の皆さん、ゆっくりと立ちましょう」「ゆっくりと座りましょう」と、優しく声をかけて、新入生の緊張を和らげていること、私の孫を含むこどもたちが落ち着いて最後まで式に参列できていたことに表れているように、【こどもまんなか】の学校教育の出発式となったように思います。