東京都美術館【印象派 モネからアメリカへ】展を鑑賞しました
先日、東京都美術館で開催の企画展【印象派 モネからアメリカへ~ウスター美術館所蔵~】(主催:公益財団法人東京都歴史文化財団東京都美術館、日本テレビ放送網、日テレイベンツ、BS日テレ、読売新聞社:後援アメリカ大使館)を鑑賞しました。
この企画展は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン近郊にある【ウスター美術館】が1898年の開館当初から収集した印象派の作品を展示しています。
ほとんどが初来日となる印象派コレクションになかには、私たちがよく知るモネ、ルノワールなどのフランスの印象派の作品に加えて、ドイツや北欧の作家やアメリカの印象派の絵画が一堂に展示されていました。
年初から、ぜひ鑑賞したいと思いながら、気が付けば会期末の4月7日が近づいた時期となってしまい、入館には日にちと時間予約が必要になるほどの人気を博していました。
そこで、敢えて雨の日を選んで出向いたのですが、それは浅知恵であり、主催者が予約制にするほど慎重に来館者の鑑賞の保障をしていても、会場に入ると1つひとつの絵画の前では、多くの人がじっくりと鑑賞しています。
係の方が、「順路があるわけではありませんので、立ち止まらずにお進みください」と声をかけているほどです。
本企画展のポスターやチケットに紹介されているモネの「睡蓮」の絵の前には、ひときわ多くの人が長時間立ち止まっています。
かく言う私も同様です。
また、ジャン・パティスト・カミュ・コローの『ヴィル・ダウレーの牧歌的な場所ー池畔の釣り人」、カミュ・ピサロの『ルーアンのラクロワ島』、ギュスターヴ・クールベの『女と猫』、ポール・セザンヌの『オーヴェールの曲がり道」、ピエール・オーギュスト・ルノワールの『闘牛士姿のアンブロワーズ・ヴォラ―ル』などについても、写真ではなく本物に出会えました。
そして、黒田清輝の『草つむ女』、久米景一郎の『秋景』をはじめ、多くの日本の印象派の作品がアメリカで収集されていたことを確認しました。
本企画展では、絵画の前での写真撮影は不可でしたが、随所に印象派の絵画のポスター等の撮影スポットが用意されていて、私もその場所で、印象派の絵画との記念写真を撮りました。
こうして、「印象派の絵画」は、文字通り強烈な「印象」を与えてくれました。