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院展を訪ね、三鷹市ゆかりの福王寺一彦さんの日本画を鑑賞しました

院展を訪ね、三鷹市ゆかりの福王寺一彦さんの日本画を鑑賞しました

私が三鷹市長在任中、「市制施行55周年」を記念して、山形県米沢市出身で三鷹市にお若い頃からお住まいになり、多くの日本画を描かれた文化勲章受章者の福王寺法林さんを、三鷹市名誉市民として推挙しました。
その授章式に、ご病気の福王寺法林さんに代わって出席され、代理受章してご挨拶をいただいたのが、次男で同じく日本画家の福王寺一彦さんです。
そして、2013年の『広報みたか』元旦号に掲載の『新春対談』は、福王寺法林さんと私とで行いました。
福王寺一彦さんは、三鷹市牟礼に生まれ、三鷹市立高山小学校で学ばれました。当時はこの地にあった福王寺法林さんのアトリエを引き継がれていました。
一彦さんは、日本藝術院の会員になられた時は最年少の会員であり、院展などで数々の賞を受賞されていました。
そこで、対談にあたっては、私が上野の日本藝術院会館に福王寺さんを訪ね、展示されている自らが描かれた日本画の前で、牟礼で過ごした幼少期の原体験、父であり市の名誉市民である福王寺法林さんとの思い出、子どもたちに日本画の魅力を伝える活動、三鷹市の魅力などについて語り合いました。

現在は、日本藝術院会員、日本美術院同人、日本美術家連盟理事、文芸美術国民健康保険組合理事長などをおつとめで、山形県米沢市南原の「芸術の杜」に「よねざわ・福王寺・夢・アート・スタジオ」(山のアトリエ)、香川県坂出市櫃石島にある「ひついし・福王寺・夢・ アート・スタジオ」(海のアトリエ)などを構えられ、世界遺産 高野山金剛峯寺に襖絵(連作)を奉納されています。
その襖絵には、時空を超えた普遍的な生命の連なりや、自然に生かされてきた小さな存在たちの奇 跡が込められているとのことです。

4月初旬、その福王寺一彦さんから招待状が届き、「第79回 春の院展」を訪問しました。会場は日本橋三越です。
「院展」というのは、福王寺さんが同人の公益財団法人日本美術院が主催運営している日本画の公募展覧会です。
会場の写真撮影は可能ということで、福王寺さんの『月星花』の絵の前で写真を撮りました。
かねての対談の折にも、青 を基調とした月を描いた大作を拝見しましたが、その青を基調とした作品に再会しました。
会場には公募展で、初めて入選した方々の絵も展示されていて、その喜び、感激を追体験しました。
その日、私は、福王寺さんのお招きにより、多くの作品を鑑賞して、改めて、日本画の魅力を堪能しました。

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