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加藤鮎子こども政策担当大臣との対話で、改めて国及び自治体の公務員の活躍の意義を考えました

加藤鮎子こども政策担当大臣との対話で、改めて国及び自治体の公務員の活躍の意義を考えました

加藤鮎子こども政策担当大臣とお久しぶりにお目にかかる機会をいただきました。
加藤大臣は内閣府特命担当大臣として、こども政策をはじめ 少子化対策、若者活躍、男女共同参画、孤独・孤立対策を所管され、女性活躍担当大臣、共生社会担当大臣でもいらっしゃいます。
そこで、本当にご公務は極めて多忙であり、大臣室も内閣府とこども家庭庁の両方にあります。
この日は、こども家庭庁でのご公務の合間のほんの短い時間でしたがお目にかかることができました。

4月19日に衆議院本会議でこども政策担当大臣としてご担当の「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律案」が可決されました。
今後は参議院での審議が進められるとともに、ご担当の他の法案の審議が衆議院で行われます。
加藤大臣は、「大切な法案の審議については、こども家庭庁の長官はじめ職員の皆さんが本当に活躍してくれて、支えてくれていることが心強く、感謝しています」とおっしゃいました。

そのお言葉をお聴きして、私も三鷹市長時代に、市役所職員の皆さんの活躍に支えられて、厳しい社会経済環境下での自治体経営を担いつつ、市民の皆様をはじめとする【民学産公官の協働】に取組んでいた日々を思い出しました。
私は、三鷹市長当時、市民の皆様との日常的コミュニケーションの他に、テーマを決めて公募した市民の皆様と語り合う【市長と語り合う会】を実施しました。
それとともに、実は職員とも、業務上の対話以外に研修を通して、職員一人ひとりとのコミュニケーションの機会の確保に努めました。
当時の市の職員940名ほどのところ、部長研修延べ171人、新任課長研修延べ180人、新任係長研修延べ108人、新任職員研修延べ530人、正式採用研修延べ369人を対象に、講師として話をするとともに、必ず一方的に話すのではなく、職員にインタビューをして想いや経験を語ってもらい、参加者と共有するように努めました。
また、それまでの市長はしてこなかった形式の研修を、自分自身で発意して始めたのが【職員と市長とのトークセッション研修】です。
これは10人程度の職員と80分程度、特定の仕事のテーマに関わらない、対話をする研修で、退任するまでの16年間に、延べ1,854人と対話しました。
この機会は、部署を限らない、組織を横割りとした多世代の職員による、率直な問題意識や提案をきく機会となりました。
私は進行役で、話すのはもっぱら職員でしたので、職員同士で、他の部署の取組みや課題発見・課題解決を紹介し合う機会となり、部署相互の理解が深まったように思います。
同時に、市長である私にとっても、業務に関する仕事としての協議以外の場で、各職員の発言から各職場の直面する課題を知り、解決や対応の実態を知り、時には率直な愚痴や悩みの披瀝を聴く機会となりました。
まさに、この研修は【市長への研修】の機会だったとありがたく受け止めています。

この日、加藤鮎子大臣から、【こどもまんなか】の取組みを進めるうえでのこども家庭庁の職員をはじめ、大臣として担当されている幅広い分野に携わる国の職員に対する感謝とねぎらいのお言葉をお聴きして、とても嬉しく思いました。
同時に、私もこども家庭庁参与としての役割を、さらにしっかりと果たしていきたいとの決意を強くしました。

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