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アメリカから訪日した友人と久しぶりに再会し友情を深めました

アメリカから訪日した友人と久しぶりに再会し友情を深めました

6月のある月曜日、アメリカから親しい友人が東京を訪問して、本当に久しぶりに再会しました。
その友人は今村アンさんです。
お名前で想像できるように、アンさんはアメリカ出身ですが、1970年に日本人の今村さんと結婚してお名前が「今村アン」さんになりました。
彼女は結婚後、夫のお仕事でマレーシアに住み、マラヤ大学で非常勤講師をされていましたが、ご夫婦でもう少し学びを深めたいとご夫婦でコロンビア大学大学院で学ばれました。

私がアンさんと初めてお会いしたのは、1978年、私が慶應義塾大学大学院で学んでいた時です。
コロンビア大学大学院で日本社会の研究をしていたアンさんが来日して、日本女性の実態について事例研究をしていたので、少しだけ協力させていただきました。
アンさんは日本語がお上手で、アメリカの大学院で学ぶアンさんから多くを学びました。
そして、アンさんは妊娠して、日本でご長男を出産されました。
当時、調布市に住んでいた今村さんのお住まいを訪ねて、出産をお祝いしたときには、ご夫婦そろって歓迎してくださいました。
その後、アンさんの夫が国連の発展途上国支援でアフリカに異動され、アンさんは同行されて、現地で長女を出産されました。
アフリカにいる時に、アンさんはアメリカのメリーランド大学に招へいされ、今度はご家族でアメリカに異動されました。
さらにその後、アメリカ合衆国政府の国務省の職員研修部門のアジア担当に招へいされ、異動されました。
そのお仕事をされていた時には、来日される頻度も多く、ある時はアメリカ大使館で、ある時は新宿のレストランで、私が訪米した時にはワシントンで、というように、対面とお手紙での交流が続いていました。

けれども、私が三鷹市長在任中の後半は公務が重なりお目にかかる頻度が減って、今回は約10年ぶりの再会となります。
宿泊先が新宿ということもあり、ホテルまでお迎えして新宿御苑を散策しようと向かいますと、あいにく月曜日で休園でした。
春の桜咲く季節に出かけた時は月曜日も開園していたので、油断してしまいました。
そこで、沿道のアジサイに慰めてもらいながら、昼食の場所を探すことにしました。

すると、【礼華(らいか)】というお店のテラス席で一人の男性がオープンを待っています。
そして、「この中華のお店は、かねてミシュランに認定されているはずですよ。私は予約してあるけれど、予約していなくても、オープン前に並んでいたら大丈夫と思いますよ。」と声をかけてくれました。
そこで、お店をのぞくと、ウエイターの方がちょうど外のメニューを直しに出てきてくれました。
「予約はないのですが・・・」と声をかけると、「11時半から12時半迄なら店内で大丈夫ですよ」とのことでした。
そして、店外の椅子で待つと、間もなく11時半となり、店内の一番奥の席に座れました。
そして、続々と予約客が入店して、すぐに満席となりました。ぎりぎりでした。

今村さんは、「新宿御苑が休園のおかげさまで、ミシュランを取得したことのあるというお店で食事ができて、最高のおもてなしよ、清原さん。こんなふうに、御苑の休園という残念なことが、別の幸せを運んでくれたんですね」と笑顔です。
アンさんとは、相互に仕事の経験、こどもや孫たちの話、人生をどのように豊かに過ごすかなどなど、久しぶりの再会でも、お互いに20代30代から出会い続けてきただけに、文字通り、実りのある会話がはずみました。

まさに、孔子曰く「朋有り、遠方より来たる、また楽しからずや」という、友情を確かなものとする一日でした。

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