総務省【行政評価局】アドバイザーとしての対話
私は、2019年4月末に三鷹市長を退任しましたが、その直後の6月から総務省行政評価局のアドバイザーを務めています。
この制度は、2018年度に制度化されたので、私は当時の讃岐建行政評価局長から第1号の辞令をいただいたことが、印象に残っています。
行政評価局は、国民に信頼される質の高い行政の実現のため、政府のレビュー機能として、以下の3つの機能を担っています。
(1)政策評価の推進
(2)行政運営改善調査
(3)行政相談
行政評価局では、これら行政評価機能の具体的強化策を「行政評価等プログラム」に定めるとともに、政府内でレビュー機能を担う他の機関と連携しつつ、取組みを進めています。私は、社会科学の研究者であるとともに、市長の経験者として、この中の、主として行政運営改善調査の設計や分析について協力しています。
6月のある日、行政評価局を訪ねて、行政評価局担当官房審議官(当時)の原嶋清次さん、企画課長兼行政評価課長(現在は政策評価課長)の渡辺洋平さんと対話しました。
特に、6月の国会開会中に、衆参両院で、行政評価の現状について報告することが恒例となっていて、今年も、無事に報告されたことを共有しました。
たとえば、2023年度に実施された【政策評価審議会】の答申を踏まえた政策評価制度の運用見直し、すなわち可能な限り好事例を共有して、行政評価局も、調査研究を踏まえつつ各府省庁に寄り添いながら、前向きに行政評価を活用していく方向性が示されています。
この方針に基づく、『効果的な政策立案と改善に向けた政策評価のガイドライン』が、各府省庁によって活用されていることは心強い限りです。
さて、原嶋官房審議官は私が市長在任中に行政相談のご担当をされていた時期があり、三鷹市の行政相談員のお1人が叙勲をされたお祝いの席にご参列いただき、親しく対話した日のことを思い出しながら語り合いました。
その、原嶋官房審議官は、この度公表された人事異動て、7月5日から近畿管区行政評価局長にご就任とのことです。
近畿地方の地域社会、自治体に身近な場所で、これまでのご経験を大いに生かして、ご活躍いただくことを心から願っています。