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こども家庭庁では【若い世代の描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ】で熱い議論が行われています

こども家庭庁では【若い世代の描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ】で熱い議論が行われています

2023年12月に閣議決定された、国のこども子育て政策の基本的理念と方針である【こども大綱】では、【結婚、妊娠・出産、子育ては個人の自由な意思決定に基づくものであって、多様な価値観・考え方を尊重すること】を大前提としています。
そして、その上で、【若い世代の意見に真摯に耳を傾け、その視点に立って、若い世代が、自らの主体的な選択により、結婚し、こどもを産み、育てたいと望んだ場合に、それぞれの希望に応じて社会全体で若い世代を支えていくことが少子化対策の基本である】としています。

こうした中、加藤鮎子 内閣府特命担当大臣(こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画、孤独・孤立対策)は、【若い世代の描くライフデザイン や出会いを考えるに当たって、関係者からの意見を聴取し、各種の課題等について検討する】ために、【若い世代の描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ】を主宰することを決定しました。
事務局は、【こども家庭庁 長官官房総合政策少子化対策室】が務めています。

すでに、第1回が7月19日に開催され、第2回が8月1日に開催され、私はこども家庭庁参与として陪席しています。
この会議は、主宰者の加藤大臣は毎回最初から最後まで参加され、「皆様の生の、率直な声をお聴きして、それを踏まえてなるべく早く具体的な政策をまとめていきたい」とその趣旨を説明されるとともに、構成員の皆様の意見を傾聴されつつ、それを受け止めたコメントを、毎回発言されています。
委員は下記の皆様です。(敬称略)
・天野馨南子:株式会社ニッセイ基礎研究所生活研究部研究部人口動態シニアリサーチャー
・稲井美結:株式会社coco motion代表
・大庭彩香:株式会社N.D.Promotion 広告事業部プランナー
・落合歩:リクルートブライダル総研 所長
・越智未空:特定非営利活動法人manma 代表理事
・小林真緒子:大学院生
・奈木れい:電通若者研究部研究員
・南光開斗:大学生
・原田伊織:大学生・尼崎市ユースカウンシル事業Up to You! 第1期代表
・松田茂樹(座長):中京大学 現代社会学部教授
・村宮汐莉:大学生
・山本翔人:大学生

私は、大臣より座長に指名された松田茂樹さんとは、同じく慶應義塾大学大学院社会学研究科の同窓であり、少子化や家族をめぐる研究会等でご一緒したことがあります。
そこで、第1回の会議の開会前にお目にかかった時に「大学のゼミナールのような、自由闊達な意見交換ができるワーキンググループになるといいですね」と申しますと、「私もそのつもりです。」とおっしゃって、実際に、座長の就任の挨拶で、「私自身を含めて、お互いに【○○さん】と呼び合いながら、大学のゼミナールのように自由に意見交換していきましょう!」と挨拶されました。

第1回会議では、委員の紹介後、こども家庭庁長官官房(総合政策担当)の中原茂仁参事官による【結婚に関する現状と課題について】及び【結婚・子育てに関する若い世代へのヒアリング実施一覧】についての説明があり、 奈木れい構成員から【Z世代の価値観等について】の報告があり、意見交換が行われました。
たとえば、【ライフデザイン】については、次のような意見が提起されました。
●学生は自身のキャリアについては考えるが、家族とか結婚に対して考えることは先延ばしになっているのではないか。
●若い世代は、親世代と全く違う環境を生きているので、仕事についての正解はもちろん、家族形成に関する正解もない中で迷っている状況。
●若いうちから、将来の仕事だけではなくて、結婚や子育てといった家族形成についても学べる機会をつくることが大事ではないか。

第2回は、リクルートブライダル総研所長の落合歩委員による【「ライフデザイン」に取り組む意味を考える】及び特定非営利活動法人manma代表理事の越智未空委員による【家族留学を通じた若者のライフデザイン支援】、中原参事官による【ライフデザインに係る国や自治体の取組】の報告を受けて、意見交換が行われました。
お2人の事例は、まさに、【ライフデザイン】に関する教育実践であり、家族留学による疑似体験・ロールプレイを提供する実践であり、具体的な事例を踏まえた意見交換が行われました。
このワーキンググループは、8月中にあと2回の開催が予定されています。
これまでの2回の会議に陪席させていただいて、加藤大臣と、若い委員の皆様、そして有識者の皆様による、暑い夏に決して負けないほどの【熱い議論】が継続していくと確信しています。

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