栃木市役所を訪問し、大川秀子市長と面談しました
栃木県栃木市は、こども家庭庁が進めている「こども誰でも通園制度」の取組みを試行している自治体の1つです。
【こども誰でも通園制度】は、2024年6月の定例国会で【子ども・子育て支援法】が可決され、2025年度に本法に基づく【地域子ども・子育て支援事業】として制度化し、実施自治体の増加を図った上で、2026年度から【子ども・子育て支援法に基づく新たな給付】として全国の自治体において実施することとされています。
この制度は、【保育所等に通っていない満3歳未満の子どもの通園のための給付(こども誰でも通園制度)】として創設されるものです。
利用対象者は、満3歳未満の小学校就学前のこどもで、月一定時間までの利用可能枠の中で利用が可能であり、その時間までの枠の中で時間単位等で柔軟に通園が可能な仕組みです。
2024年4月26日現在、試行自治体には115の自治体に内示されていて、補助基準上一人当たり「月10時間」を上限としているものです。
こども家庭庁では、2023年度【こども誰でも通園制度(仮称)の本格実施を見据えた試行的事業実施の在り方に関する検討会】を設置して4回にわたる検討を行い、2024年度は【こども誰でも通園制度の制度化、本格実施に向けた検討会】を設置して、6月に第1回目が開催されています。
そして、試行自治体の1つである栃木市の大川秀子市長は、この2つの検討会の構成員を務められています。
栃木市は山本有三が生まれた地であり、私が市長を務めていた三鷹市は、山本有三が明治に建てられた洋館(現在の市立山本有三記念館)に居を構え、多くの作品を生み出し、「ミタカ少国民文庫」を開設した地です。
そこで、私は三鷹市長在任中に栃木市を訪問し、市役所で大川市長と対話し、山本有三ゆかりの記念館などの市内視察を行うなど、交流してきた経験があります。
その際にはこどもの施設は訪問してはいませんが、栃木市は私にとってご縁のある自治体であり、大川市長はご縁のある市長の一人です。
そして、私はこのたび、【こども誰でも通園制度】の試行自治体の1つとして栃木市を訪問することができました。
ちょうど、こども家庭庁成育局保育政策課の栗原課長はじめ職員が栃木市役所及び【こどもだれでも通園制度】の試行をしている施設を訪問する機会を持つという事で、同行させていただくことができました。
まず、栃木市こども未来部の小川部長、江面保育課長、阿部保育課長補佐、手塚主査から【こども誰でも通園制度】の試行における現状や課題等についてお話をお聴きする予定で、栃木市役所を訪問しました。
大川市長は庁外に外出の公務が入られていたので、お目にかかれない予定でしたが、幸い、早めに市役所に着くことができましたので、大川市長と市長室で再会することができました。
短時間ではありましたが、【こどもまんなかなちづくり】に取組まれている決意と展望を伺うことができて幸いでした。
その決意を刻むように、大川市長の衿元、私の胸元には、お揃いの【こどもまんなか】のバッジが付けられていました。